春の展示会で私達の家具を見て頂いたのがきっかけでご注文頂きました。
お客様が色々と調べられて、また神主さんに相談したりしながらイメージされたものをお伝えいただき、形を決めていきました。
私たちにとってもこのような仕事は初めてで、とても身の引き締まる思いで製作にはいりました。
とてもシンプルな作りですが、だからこそ手の抜きどころなどはもちろんなく、一つ一つ木組みで組まれています。
神棚の打ち合わせ途中、破魔矢のお話がでました。破魔矢も一緒にお供えしたい…かといって取り付ける場所もおおよそ決まっているのであまり神棚のサイズは大きくならない方が…
そこで、神棚とは別に破魔矢立てをご提案させて頂きました。破魔矢には破魔矢の居場所を作ってみてはどうでしょうかと。こちらもお部屋のインテリアの中心であるウォールナットで製作することに。やっぱりこちらもとってもシンプルに…こんなに小さくてもやはりビスなどは使わず、4㎜の丸棒や太さ1㎜の木釘も手作りです。
破魔矢の微妙な太さの違いにも対応できるよう工夫してあります。
お客様と色々とお話しさせていただく中で出てくるご希望や、イメージ、可能性などはもちろんですが、全く関係のない話の中からも色んな発想やヒントがあったりして、毎回お客様から成長する機会をいただいていることに大変ありがたく思います
とは言っても、毎回脱線することの方が多い私たち…どうか目に余るときはご指摘くださいますよう宜しくお願い致しますm(__)m
お客様宅に設置してみると、前からあったかのように、ぴったり納まりました。目立つこともなく、だけどちゃんと存在感も。いつもお客様がくつろぐ場所からも目に入る場所に設置した為、お客様も何だか落ち着く…そう喜んで頂けました。お客様が喜んでくれている姿を見て、私達もほっとひと安心しました。
F様、この度はありがとうございました。この神棚がF様一家と共に味わい深いものへとなりますように
材:ブラックウォールナット
サイズ:神棚 W450×D190×H340
破魔矢立て W30×D35×H250
塗装:オイル仕上げ