天板の修理

修理依頼を受けた掘りごたつの天板を先日納品してきました。

掘りごたつの天板の枠がパッカリと外れて困っていたお客様。
無垢の家具は伸び縮みがあり、乾湿の状態を考慮して製作しなくてはいけません。大工さんが数年前に製作した中天板は収縮に耐えられる作りになっていなかったようです…さらには建材によって作られていたようで、室内の掘りごたつという環境で一気に縮んだと思われます。
建築材料は私達が普段家具で使う材よりも水分量(含水率)が高いため、今の住宅環境では乾燥が早く色んな問題が考えられます…。

今回はこのお使いの中天板を生かして、動きに耐えられる外枠を製作しました。大きな額のようなものです。

天板も綺麗に磨き(深い傷までは落とせませんが…)オイル仕上げをし、新品に近い状態に戻りました。

お客様にも喜んで頂きひと安心しました。新しいテーブルがきたみたいなんて嬉しい言葉も。

綺麗になった掘りごたつがお客様の暮らしに寄り添って頂けたら嬉しいです。ご依頼頂きありがとうございました。

材:杉
修理依頼

神奈川県にお住いのH様

nikomは家具の修理等も行っています。

無垢の家具の良い所は、ちゃんとした造りの物であれば手直ししながら長く使える事です。物を大事にし、手直ししながら使い続けていくこと…その気持ちを大事にしたいです。

家具の修理につきましては、必ず現物を確認させていただいてからお受けしています。中にはお断りさせていただく場合もありますが…まずはお気軽にご相談下さい。手を加えればまだまだ使えるものを手放してしまうのは寂しいものです…長く使うお手伝いができれば…そんな思いで修理させていただきます。

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